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元祖・秋田諸越
元祖 秋田諸越の由来
諸越に 小豆の香あり 雲の味
守安匠
弊社の創業は宝永二年(1705年)でございます。
 初代杉山良作は、秋田地方特産の小豆粉を用い、日夜苦心と研究の結果完成したお菓子を、四代藩主佐竹義格公に献上しました処、すこぶる藩主のお気に召し、特に御用商人の命を受けるとともに、菓子司の肩書をいただき、且つ京都嵯峨野御所でも同様に御用商人の栄誉を賜りました。
 その後、戌辰の役に於て奥州鎮撫、沢三位、九条醐醍等三総督が藩校明徳館に駐留した折、重ねて製菓を献納し賞言を賜りました。
 現在も、伝統の製法に従事し、介あって各種大会でも褒賞も授与し、秋田の代表的な銘菓として、広くお買い上げ頂いております。
 今後とも一層のご愛顧の程お願い申し上げます。
諸越豆知識(1)原料は?
『諸越』は、全国にある干菓子・落雁(らくがん)の一種です。
「落雁」は、穀粉(もち米・うるち米・大麦・大豆・小豆・そば・粟・そら豆などの粉)に砂糖と少量の水・水あめなどを加え、よくもみ、混ぜ、いろいろな木型に詰めて抜き取り乾燥してつくる打ち菓子の一種です。
一般に落雁と言われているのは、落雁粉=糯米(もちごめ)の粉と砂糖を主原料としております。

杉山壽山堂の『諸越』は、小豆の粉と砂糖が主原料です。添加物・着色料は一切使用しておりません。
「モロコシ」という名前から「とうもろこし」をイメージし、とうもろこしの粉で作られていると 思っている人がたくさんいるようです。
小豆から作られる小豆粉ですが、何種類かあります。通常「小豆粉」と言われる粉は、小豆の表皮を 取り除き粉にしたものです。粉の色が小豆色ではないので、「とうもろこし」と間違えられるのも 無理ないですね。